Ferris and Pipo フェリスとピポの日常の贅沢

真剣な遊びから真剣なアート生まれる、を信じています〜。

The spin master Benji B 真面目な人間になるな!がモットー。

むかし、むかし 日本のFMラジオ局では、音楽中心の番組がほとんどで、その日のテーマやリーリスされたばかりのアルバムから選曲して流してくれていたのでずっと付けっ放しでいろいろな音楽が聞けていた。FENもよかったし。いまのFM放送も楽しいおしゃべりを聞かせてくれているので、どちらもいいのだけど、私はどこから新しく、なおかつ、自分好みの曲を見つければいいのか、わからなくて困っていた。流しっぱなし、聞きっぱなしであるというのが良くて、そう言うといまはapple musicや色々あるので、音楽を知る手段で困っていたのは少し前のお話。

そこでPCからのBBCにアクセスして、毎日ライブ、イギリスの夜の番組をこちらの午前中に聞いてみた。そうしたら、ある時、私好みの曲を選曲して流してくれるDJに出会ったのだ。

それが Benji B.

最新の曲から、少し前の曲まで、2時間の彼の番組の中で紹介してくれるのだけど、日本の家で午前の光が入るリビングがクラブになってしまい、時にフロー状態になれるのだ。私はHIP HOPが好きだなと確認したのもBenjiのおかげ。

好きな曲を個別に聞いてみると、”あれっなんか違う。” と思うこともあるのだけど、これはやはりBenjiのテクニックで調和して、一連の流れとなっているのか。その答えが少し前のインタビューでクラブでプレイするよりもラジオはずっと腕が試されるのだそうだ。

2018年にロンドンに行った時に、どこかのクラブでプレイしてくれないかな、、と期待していたのだけど、私の滞在期間中はなし。だけど、なんと帰国した週にBBCを聞くと今週末、東京でプレイするよ〜と言うではないの!

そこで、週末は終電でクラブに。Benjiの前には、HIP HOPやJazz Funkの人たちとコラボしているBADBADNOTGOOD。そして夢に見たBenjiのショウを一番前で楽しんだのでした。

もらったメッセージは全て目にしていると言っていたので、日本で素晴らしいプレイをしてくれたことにお礼のメッセージを送ってみた。

なんと翌週の番組で私のメッセージを読んでくれた、、、。

 

そのあと、Benjiの師匠と言えるGiles Petersonも東京にきてプレイしてくれた。台風で電車が止まっちゃったけど、日程を変更して無事にショウはしてくれた。Steve Lacyはコロナの緊急事態宣言のでる少し前にギリギリで来てくれた。これが、来日アーティストの最後のショウとなった。

Benjiは、セリーヌから始まって、亡くなったVirgil Ablohと親交を深めヴィトンのショウの音楽も担当するまでになった。多忙を極めているのだろうと推測するけど、ラジオは今もBenjiにとって今も大切なアートの表現手段だそうだ。

よかった。

ショウの後に熱海に行って、感動してくれたところも好き!