Ferris and Pipo フェリスとピポの日常の贅沢

真剣な遊びから真剣なアート生まれる、を信じています〜。

シリーズ 私の回りのすごーい普通の人 

 子供の時、学生時代に尊敬する素晴らしい大人に出会ったという方はたくさんおられるのでしょう。主に学校や習い事の先生、親戚などでしょうか。時にその出会いがあったからこそ、いまの自分につながっていると断言できる事例も多いのでしょうね。羨ましいですね〜。

すぐに立たせる学校の先生は大嫌いだったし、ピアノ先生もそこそこ有名だった人のようですが。先生の機嫌のせいで平手打ちをされてからは行きたくなくなりました。

ということで、残念ながら、私には身近にいる尊敬できる大人に出会った経験がありませんでした。

でも自分が大人になったいま、素晴らしい人たちが回り結構いることで、子供の時には出会わなかった分を取り戻せているのではないかと思っています。

まずはじめに、とある劇団で作曲作詞をされているマリア様のような女性 M さん。本当にマリア様みたいなんです。優しく、慈悲深い雰囲気を出していらっしゃいますが、Mさんは実際にそういう方です。

Mさんからは、日常の自分の周りにある小さいけれど美しいものに気づくこと、そしてそれらを大切にすることを教えていただいたと思います。Mさんの歌は 小さな花、風、木のような、普段は見過ごしがちなもの、でもちゃんとまだ近くにあるものを題材にされているのです。

毎日の生活の中で庭にくる鳥たち、人しれず咲いている小さな花、雲の形の変化に気づくようになってから、ちょっと幸せが増えたように思います。

この劇団はMさんが作った曲を入れたオリジナル音楽劇を公演しています。大人も子供も楽しめて、自分たちのメッセージを伝えようと稽古場でいつも奮闘されている姿を見てきました。コロナ禍で公演ができない状況が続いていたのですが、この7月に公演予定が決まったそうです。私は人のために何かするなんてことは、考えたりしないのですが、Mさんのためになら、喜んで公演の手伝いをしたいと思っています。そんなことができることもすごく幸せに思います。